読書熱再燃
近頃また本を読むようになったので、これを機にカテゴリを作ってみようかと思いました。
気が向いたら感想を書いていきます。
というわけで、最近読んだ本。
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/07/13
- メディア: 文庫
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主人公である職業泥棒が仕事中のミスから重体となっていたところを双子の中学生に救われます。
訳あって両親から離れて暮らす彼らは、看病の見返りとして主人公を偽の保護者役を依頼します。
それもしっかりと主人公の弱みを掴んだ上で…
かくして主人公と双子の兄弟3人の不思議な家族生活が始まります。
宮部みゆきさんの少年少女がメインキャストに据えられた小説の中のひとつです。
このシリーズは肩の力を抜いて読める上、読んだあと少し暖かい気持ちになれます。
ただ、多くの作品が少年少女を主人公としているのに対し、こちらの作品はいい大人が主人公となっており多少趣が異なるかもしれません。
しかし、突然中学生の親にでっち上げられた主人公が知らず知らずのうちに現状を受け入れている自分に対して覚える戸惑いが同じタッチで描かれているため、同じ感覚で楽しめると思います。
3人ともある程度しっかりしていそうですが、見る人から見たらみんな子供に見えそうなところもかわいくていい感じです。